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甲状腺とは?

甲状腺 甲状腺は首の前、のどぼとけのすぐ下にありに位置し、蝶が羽を広げて気管を抱くような形でくっついている臓器です。
大きさは、左右に広く縦4.5cm4cm厚さ1cmで重さは16〜20g、正常の甲状腺は柔らかいので外からは触ってもわからない部位で、気管や食道とのつながりはありません。

役割としては甲状腺ホルモンという体に必要不可欠なホルモンを造るのが甲状腺の唯一にして重要な役割の器官です。


甲状腺ホルモンは何をする器官?

甲状腺ホルモンは、大きく分けると、次の3つの働きがあると考えられています。

  1. 細胞の新陳代謝を盛んにする

  2. 交感神経を刺激する

  3. 成長や発達を促進する

甲状腺は、私たちが日常生きていく上で不可欠なホルモンを作る臓器です。ゆえに甲状腺ホルモンがみだれると 「いつも調子が悪い状態」になります。しかし、甲状腺ホルモンの異常は全身の様々な場所に症状が現れますが、わかりづらく「気のせい」ですませられてしまったり、怠け者と誤解されている人も少なくありません。


甲状腺が原因で引き起こる病気

病気の種類としては以下の3つに大きく分けられます。

  • 甲状腺機能亢進症 (こうじょうせんきのうこうしんしょう)
    機能亢進症は、血液中の甲状腺ホルモンが多くなりすぎ、体の新陳代謝を必要以上に高める指示をだしてしまい、起こる疾患です。一見怠け者や更年期障害と間違われやすい疾患です。

    【症状】 発汗、動悸、微熱、体重減少、頻脈、手指のふるえ、疲労感、月経異常、イライラする、理解力・集中力の低下、精神不安定、不眠などの神経症状など
    [具体的病名]
    ・バセドウ病   ・無痛性甲状腺炎  ・甲状腺機能性結節 ・亜急性甲状腺炎

  • 甲状腺機能低下症 (こうじょうせんきのうていかしょう)
    機能低下症は、上記の「甲状腺機能亢進症」の逆で、甲状腺のはたらきが衰えて血液中の甲状腺ホルモンが少なくなる疾患です。 怠け者やうつ病と間違われる事もあります。

    【症状】 元気がなくなる、疲れやすい、脱力感、寒がり、発汗低下、体重増加、食欲低下、月経過多、筋力低下、便秘、記憶力低下、集中力低下、動作が緩慢など
    [具体的病名]
    ・橋本病 ・クレチン病 ・粘液水腫

  • 結節性甲状腺腫(けっせつせいこうじょうせんしゅ)
    腫瘍性の細胞増殖による病気ですが、増殖している細胞は良性です。
    ほとんどの場合、甲状腺機能は正常ですが、良性と悪性があります。
    [具体的病名] ・甲状腺腺腫 ・腺腫様甲状腺腫 ・甲状腺機能性結節


甲状腺がんについて

甲状腺がんは、1000人に1人ほどの割合で発生します。
特に女性に多く、男性の5倍ほどの割合で見られます。
20歳代の若年者から高齢者まで幅広く分布し、30−40歳代の患者も多いです。
しかし、甲状腺がんのほとんどが10年以上かけてゆっくり進行するので、早期発見、手術をすれば治るケースが多いのです。

◎ 甲状腺がんには4つのタイプがあり、病態や悪性度が大きく異なります。◎

  • 分化がん 乳頭がん
    (にゅうとう) 甲状腺がんの約80%、進行が遅く、治療により治りやすい 予後良好
  • 濾胞がん
    (ろほう) 甲状腺がんの約10%
  • 髄様がん
    (ずいよう) まれ、リンパ節転移を起こしやすい、1/4は遺伝性
  • 未分化がん
    まれ、進行が速く有効な治療法がない
  • 乳頭がん、濾胞がん、髄様がんは、もととなった甲状腺に近い性質を持っていますが、未分化がんは非常に原始的な性質で、悪性度の高いがんです。

9割は手術で治りますが、残り1割はやっかいです。
その1部の例外を除いて、甲状腺のがんは他の部位のがんに比べて進行が遅いですが、最初の手術でしっかりと治療することが重要です。



甲状腺検査に関して

甲状腺の病気は、診断を受け適切な治療を受ければ、見違えるほど元気になります。
運動、妊娠、授乳、仕事など、普段の生活で苦労を感じていたことがなんなくできるようになります。
「どうも体の調子が悪い」「すっきりしない」感じている方、思いあたる節があれば是非一度は甲状腺検査をお勧め致します。

甲状腺検査

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